歯みがきしないと「ガン」になる理由とは。


歯みがきをしないと「ガン」になる、

と言われたらみなさん驚きますよね。

 

 

そ、そんな大げさ!?そんなことないでしょ?

と思う方もいるかもしれません。

 

 

しかしお口の中のガンが多い人は、

共通して歯みがき習慣が悪い、というデータがあります。

どういうことかというと、

「アルコール」の存在が大きく関係してきます。

それは、アルコールがガンを引き起こす原因になるという、ことなんです。

お酒好きのみなさんには耳が痛い話しかもしれませんね。

アルコール摂取量が多い方は、それだけガンになる可能性が高いという訳です。

 

 

よく間違えられるのですが、

「アルコール」自体が直接ガンを引き起こす訳ではありません。

 

 

アルコールの代謝物である、「アセトアルデヒド」がガンを引き起こします。

このアセトアルデヒドがいわゆる発ガン物質だと言われております。

アセトアルデヒドの濃度が高ければ高いほどガンを引き起こしやすいんですね。

 

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少し詳しく見てみましょう。

上記の図のように、

アルコール、つまりエタノールは体内に入ると、

アルコール脱水素酵素によって、アセトアルデヒドに分解されます。

アセトアルデヒドはアセトアルデヒド脱水素分解酵素によって分解され、酢酸になります。

まぁ最後には酢になっちゃうわけです。

 

 

このエタノールから酢になる中間段階のアセトアルデヒドというのがくせ者なのです。

飲酒後の二日酔いもこのアセトアルデヒドが原因です。

二日酔いであればしばらくすれば治るからいいのですが、

発ガン物質にもなってしまうのが厄介なんですね。

というのも、

アセトアルデヒドはタンパク質や核酸と結合しやすく、

それゆえ細胞分裂の際のDNA複製のときに

読み間違えなどのエラーを起こし、うまく複製ができません。

うまく複製できない上に、エラーにより細胞の突然変異を起こしてしまいます。

突然変異を起こし、周囲の環境と関係なく勝手に増殖してしまったものが腫瘍といいます。

つまりガンの一種です。

 

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腫瘍の中でも、周囲の細胞と比較的、調和取れていてゆっくりと増殖する集まりを良性腫瘍と言いますが、

一方で転移や浸潤増殖をしてします集まりを悪性腫瘍、ガンと言います。

 

 

アセトアルデヒドのせいで、

アルコール摂取によりガンになりやすいのはわかりました。

でも歯みがきと一体どう関係あるの?

 

 

実はこれが大ありなんです!!

 

 

お口の中の細菌には、アセトアルデヒドを産生する菌があり、

これがお口の中でガンを引き起こすと考えられております。

 

 

同じよう例が胃の中にあります。

ピロリ菌ですね。

聞いたことがある方も多いかと思います。

 

 

胃の中にヘリコバクター・ピロリ菌が感染していますが

このピロリ菌は胃潰瘍を起こすことはわかっていましたが、

さらに胃ガンを起こすことも明らかにされてきました。

 

 

ピロリ菌は胃酸を中和するアンモニアを産生しますので、

そのアンモニアに囲まれることで、胃酸という強酸の環境下でも

生き延びることができるのです。

しかし逆に胃酸が少ない状態ですと、

自ら産生するアンモニアでやられてしまうことがわかっております。

胃酸が多くなるとガンのリスクが高まるのはこういうことなんですね。

 

 

さて、お口に中では歯みがきをしないとプラーク(歯垢)がたまります。

プラークの中には、アセトアルデヒドを産生する細胞がたくさんあり、

歯みがきをしないと、結果的にアセトアルデヒドを産生する細菌が増え、

お口の中の細胞が突然変異を起こすリスクが高くなります。

歯みがきをしていない人はお口の中がガンになりやすいというのは、

こういう訳なんですね。

 

 

お口に中にできるガンの確率は、

全悪性腫瘍の中でも1〜5%と言われ、

比較的多い腫瘍でもあります。

 

 

お口の中のガン、口腔ガンは

生命に関わる重大な疾患です。

生活するに当たって重要な役目を果たす

「食べること」「話すこと」「呼吸すること」といった機能が損なわれるますので

深刻な問題になります。

 

 

そうならないためにも

普段の歯ブラシだけでなく、

定期的な歯科メンテナンスも受けましょうね。

実は我々もメンテナンス時に口腔ガンか?と発見することが少なないんですね…

 

 

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