幸運を呼ぶ秘訣ってここにあったりします!

「明眸皓歯(めいぼうこうし)」とは美しく澄んだひとみと白く整った歯のことで、

美人のたとえによく使われる言葉です。

 

 

歯を白くするホワイトニングも普及し、

歯が白く、口元がきれいでさかやかな人は、本当に健康的で美しいものです。

 

 

そんな明眸皓歯ですが、日本にはこれと真逆の「お歯黒」という文化がありました。

お歯黒、つまり歯を真っ黒に染めてしまう文化ですが、

今から想像するとなんだか気持ち悪いですよね。

 

 

お歯黒の歴史は意外と古く、

280年頃に書かれた、中国の歴史書、三国志の中の魏志倭人伝や

中国の地理書である、「三海経」に書かれています。

日本民族のことを「倭(わ)」と呼び、「黒歯國」と記載されてるようです。

 

 

ピンロウ,お歯黒

東南アジアに行くと、檳榔(ピンロウ)と呼ばれるヤシ科の植物があります。

噛みタバコとして常習さており、噛むと唾液の混ざった鮮やかな赤や黄色い汁が口中に溜まるので、

道路には赤い吐き出した跡がよく見られます。

 

 

初めて見る方は、なぜ至るところに血が?治安が悪すぎるのか?と思う方も多いようですが、

そうではありません(笑)

檳榔(ピンロウ)はしばらくすると軽い興奮作用が得られるため、

台湾などでは、車の運転中に眠気を催さないように檳榔(ピンロウ)を噛む習慣があるんですね。

そして檳榔(ピンロウ)は噛んでいると歯が真っ黒に染まってきます。

 

 

実はこの檳榔(ピンロウ)で歯が黒く染まる風習が日本のお歯黒の元祖と言われており、

つまりお歯黒は日本人の祖先が南方から渡ってきた名残なんですね。

 

江戸時代,お歯黒

平安時代の『源氏物語』や『紫式部日記』に登場する女性たちは、歯を黒く染めていました。

当時の上流階級の女性の化粧は、12〜13歳になると成女式としてお歯黒をつけるのが当り前でした。

 

 

一方、男性のお歯黒は、1100年頃の鳥羽天皇に始まり、公卿が顔を柔和に見せるために

女性のまねをして歯を黒く塗ったのが始まりと言われています。

武士の子どもは9〜13歳の元服時に、上流階級の女子も13歳の成女式に

歯を黒く染める儀式があったようです。

黒色が他の色に染まらないことから、武士が主君に忠義心を表したもののようで、

なんだかよくわからない文化ですよね。

 

 

江戸時代に入って、男性のお歯黒は廃れましたが、

女性の場合は多くの階級でもお歯黒は続けられました。

それは、夫に対して女性の貞操を示すためのものだったようです。

現代からはまったく想像できない文化かも知れませんが、

いずれにせよ、口元がその人を印象づける要素であったことは

今も昔も変わらないことがうかがえます。

 

 

「笑う門には福来たる」

いつも笑い声が溢れる家には、自然に幸運が訪れ、

明るく朗らかにいれば幸せがやってくるという意味ですが、

キレイに並んだ素敵な白い歯の口元なら

もっとなおさら幸運が訪れるのかもしれませんよ!

 

 

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