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よく噛んで認知症予防を

普段から良く噛んでお食事することで、肥満防止や味覚の発達するといいますが、最近の研究で「脳に刺激を与え活性化させる」という効果も期待されてきています。

よく噛むことは「認知症予防や改善」にもつながるので、もっと多くの方に「しっかり噛む」ことを実践していただきたいですね。


「もの忘れ」の種類

年齢を重ねるごとに記憶力の低下や判断力が鈍ることに不安を感じる方も多いと思います。

特に記憶力の低下は誰もが不安を感じるものですが、一言で「記憶力の低下=物忘れ」と言っても「年による物忘れ」と「病気による物忘れ」の2種類の考え方があります。


具体例を挙げますと、たとえばあなたがお食事をされたとします。

例えば、昨日の夕飯で何を食べたか思い出そうとしても思い出せない・・・これが「年による物忘れ」。

対して、そもそも食事をしたという「体験」を忘れる・・・これが認知症が原因の「病気による物忘れ」です。


物忘れから始まる認知症

物忘れは脳の老化現象によるもので、脳の神経細胞同士がスムーズに情報伝達できないことによって起きます。

この「脳の老化現象」による物忘れは認知症へと進行していく可能性があります。

物忘れをそのまま放置することでまずは軽い認知症へ進行しやすくなりますが放置すると5割を占めるアルツハイマー型認知症へと進行する可能性があるといわれています。


単に「物忘れ」ですとご自身の体験した内容を一時的に忘れ、体験そのものは覚えているのですが、認知症になるとその体験自体を忘れてしまうため、ご飯を食べてもそのことを忘れ「まだご飯を食べていない」と訴えられたり、モノを無くしてしまったことを忘れ「盗まれた」と訴えることもあり、ご家族の皆様が対応に困られることもしばしばです。


脳の老化が徐々に進むのに対し、アルツハイマー型認知症は10年くらい、早ければ数年で神経細胞の伝達能力が急激に失われてしまうといわれます。


神経細胞間の情報伝達

脳の情報伝達物質を増やす

脳の神経細胞への情報伝達物質の分泌量は、噛む事でその減少を防ぐことが出来るといわれます。

下記は老齢のマウスによる噛むちからにより情報伝達物質の分泌量が変化するかを調べた結果です。


老化マウスは、噛む力が衰えるとアセチルコリンの分泌量

老齢の噛めるマウスと老齢の噛みにくくしたマウスを比較したようですが、比較すると情報伝達物質の分泌量に大きな差があることがわかります。

(若いマウスの実験では、これら両グループ間の情報伝達物質の分泌量はあまり変わりませんでした。)


この結果から、我々も普段から「よく噛む」ということを心掛けることで、情報伝達物質の分泌量を増やし、認知症予防につなげられるということがわかります。

噛む行為は、普段からお食事際にしっかり食物を噛んだり、ガムなどを噛むことが有効です。

特別なことを行うのではなく、普段の生活の中で行う所作をひとつずつしっかりと行うことが、認知症予防に繋がっていくのだと考えます。


しっかり噛んで、楽しい毎日をお過ごしください。


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